Space

House in Shiraiwa

Extra Form
Country	Japan
Year	2020
Award	GRAND PRIZE
Affiliation	2id Architects
Designer	Tsukasa Okada
English	A house is surrounded by mandarin plantation on mountain which is feature of the area in Hamamatsu. Its interior space are equally divided into two different sections, Indoor and Semi-outdoor space, to get the sense of relationship between nature and inhabitation. Semi-outdoor space is covered with pergola surrounding the indoor space. It allows residents to bring their indoor activities into buffer zone between the living room and magnificent landscape whilst they feel sense of local environment. The pergola is consisted with complex stripe pattern which gives poetic silhouette changed by angle of sunlight to give users sense of time.
Native	静岡県浜松市に位置する、山の中腹にあるみかん畑の中に建つ住宅である。自然豊かな環境と傾斜地からの眺望を活かし、“建築と自然の距離感”をデザインした。パーゴラ空間は、周辺環境へ拡がる“開放性”を与え、室内空間は山を背にし、斜面に身を委ねるように“安心感”を与える。建物はミニマムな長方形ボリュームに抑え、傾斜地を利用し斜面に寄り添うように腰を下ろした一方、パーゴラ空間を最大化し、建物を軽やかに包み込み“建築と自然” をゆるやかに繋げた。そしてこれらの面積比率は1:1となった。この半屋外空間のアンバランスさと、それぞれの“自然との距離感”を自由に行き来する暮らし方が、この土地ならではの快適性と住宅としてのリアリティを生んでいるのではないだろうか。パーゴラ空間は屋内と屋外の境界を曖昧にする中間領域として機能している。そして、パーゴラ空間は生活空間が外部空間へと拡張していく場所として存在し、リビングの延長であり、玄関土間の延長でもある。自然と人々の暮らしの親しい関係を生み出すことで、“建築と自然の距離感”がより近づくのではないかと期待している。また、パーゴラによって生まれる美しい影が建物に様々な表情を与え、季節や時間の移ろいを感じさせる。外壁には、白岩という地名の通り、白い岩で出来た石垣が多くある地域の景観に配慮し、地元の砂利等を使用した天然素材の”白モルタル掻き落とし”とした。外壁と同じ素材を室内の壁へ連続して仕上げることで、外と内の繋がりを生んでいる。