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House in Nakagawa

Extra Form
Country	Japan
Year	2018
Award	Silver Winner
Affiliation	Mori Architect Office
Designer	YUTAKA MORI
English	This house is an attempt to create a new landscape by rebuilding the relationship of life with the rice field left in surroundings. The interior is open toward the scenery while maintaining the privacy. The interior covered by glass is secured by outer shell and the courtyard and terrace becomes a buffer to welcome the natural light and breeze. The breeze delivers the scent of rice plants glow in seasons so as the sense of nature. Terrace is designed at the same height as the plant. When the louver at terrace is open, the infinity appears toward the ricefield. This house provides the value to live in original landscape of the Beautiful Japan.
Native	人口が増加し多くの田んぼが住宅へと様変わりした風景の中、わずかに残された田んぼと隣接する住宅を設計することになった。子供を独立させたクライアントの夫婦は自然の中で大らかに暮らすことを望み、また風景を活かし内部は常に明るく開放的でありながらプライバシーを確保することを求めた。自然を取入れながら街の視線とは距離を置こうとするこの計画ではオープンなガラス張りの室内を外殻で囲み開閉の度合いを調節している。この内外の２枚の壁の間に生まれた緩衝帯はゆとりをつくる暮らしの余白として、また光と風の取入れ口としての役割をしている。東西面は道路からの視線と直射光を遮るための壁を設け、中庭からの間接光が室内を明るく照らしている。南面は深い庇でテラスに陰をつくり風が抜けるように格子戸を設けている。日射が強い時期、南面する田んぼの先の川上から風が吹き水田で冷却され涼風となり室内は大変涼しい。稲穂の高さに揃えられたテラスが内外の空間を繋げ、テラスの格子を開け放てば無限の奥行きを与えてくれる。この住宅は季節ごとに成長する稲の香りが自然の営みを伝えてくれる田んぼという存在と密接に関っている。失われつつある原風景の中、残された自然と暮らしの関係を再構築し積極的に関わっていくことで新たな風景が生まれたのだと考えている。